
一緒に考え、おせっかいを焼いてくれる十一房。
頼んだ以上を返してくれると信じていました。
― アグロ カネショウ株式会社
技術普及部/上原晃司課長、坂梨龍人担当課長、髙橋芽生様
アグロ カネショウ株式会社
アグロカネショウ技術普及部は、自社製品である農薬の販促全般を担う部署です。十一房が手掛けた、カメレオンのキャラクターとインパクトのあるデザインは、農薬業界の常識を覆し、3年目の売上計画を1年目で達成するという業績を上げました。技術普及部が目指したこと、十一房に期待したこと、その成果について話を伺いました。
目 的
- 先発品優位の市場に参入、デザインで存在感を示す
- 売上目標を達成する
効 果
- インパクトのあるデザインで業界の注目を集めた
- 3年目の売上計画を1年目で達成した
事業内容
アグロカネショウは1951年創業、「どこまでも 農家とともに」をモットーとする企業です。地域に密着したアドバイスや技術情報の提供に力を入れ、独自の活動を展開しています。
技術普及部は、農薬の販促ツールを企画・制作し、農家の皆さんと自社の営業との橋渡しを担っています。

十一房に依頼したのは、先発品のシェアを切り崩すデザイン
ヨーバルフロアブル(以下、ヨーバル)は、10年振りに発売する自社開発の農薬です。ヨーバルは害虫防除剤というカテゴリーに属するもので、作物や害虫の適用範囲が広いのが特長です。問題は後発品であること。先発品優位の市場で、どうやって存在感を示すかが課題でした。そこで、他にないインパクトのあるデザインが必要と考え、十一房にキャラクターデザイン、販促ツールの企画・デザインを依頼しました。
デザインにコストはかけない、が業界の通説
農薬の買い方は特殊で、「指名買い」といってすでに買う商品が決まっているのが主流です。普通に店頭で商品を選ぶのとは異なるんです。そのため、チラシやパッケージのデザインは購入の判断基準にならない。そこにコストをかける必要はない、というのが業界の通説でした。
カメレオンで意表を突く
今までは弊社でもそれが一般的な考えでした。しかしヨーバルは同じカテゴリーの中では後発品です。最初のインパクトがないと埋もれる危機感がありました。そこで、当社初の試みとして、第一印象でお客様に「何?これ」と思わせる戦略を立てました。
それがカメレオンのキャラクターです。ヨーバルは使える野菜が多く、様々な害虫に効果がある。なのに環境への影響が少ない。虫を捕らえ七変化するカメレオンはピッタリのイメージでした。 そして、それを形にするパートナーを考えた時、浮かんだのは十一房印刷でした。

おせっかいな十一房

我々も様々な企業と取引していますが、中でも十一房には格別の信頼を寄せています。我々が考える信頼とは、アドバイスをくれたり、素っ頓狂な無理難題にも応えてくれたりすること。つまり一緒に考えてくれることです。十一房は、誤字の指摘やデザインの提案など、我々が何も言わなくても細かいところに気付いてくれます。
「はい、言われた通りにやりました」と仕上げる会社もあるでしょう。しかしそこから踏み込んでおせっかいを焼いてくれるんです。今回も、頼んだ以上を返してくれると信じていました。
イメージを共有し、プラスで提案する
最初に取り組んだのは、カメレオンのキャラクター作りです。リアルさにこだわりたかったので、担当の髙橋がカメレオンの写真を撮影し、足の曲げ方や指の感じなど、細かい部分まで十一房と一緒にキャラクターに落とし込みました。おかげで大満足のカメレオンが完成しました。
チラシ制作でも修正を重ね、すべてがヨーバルのイメージに合うデザインになりました。

デザインが担当者の熱意を後押し
部内でコンセプトを固めたものの、「コンペをしなくて大丈夫?」「カメレオンで本当にいいの?」という不安の声もありました。しかし、十一房のハイレベルなデザインが担当者の熱意を後押しし、周囲の不安を払拭してくれました。おざなりなデザインだったら社内でも賛同を得られなかったと思います。
インパクトのある広告で大きな話題に
多くの農家さんが購読する日本農業新聞に、販売間近のタイミングで、ヨーバルの広告を全面で掲載しました。リアルなカメレオンとヨーバルの文字だけの広告です。他社の担当者から「何だよ、あれ」と怪奇的な意見が聞こえました。でも、販促物は良くも悪くも目立つことが重要。周囲の反応の大きさから、成功を確信しました。
社内外で賞を受賞
そんな我々でも、ここまでの成果は予想していませんでした。本来苦戦するはずの後発品ですが、勢いのあるスタートを狙ったのが功を奏し、3年目の売上計画を1年目で達成したんです。社内では業務表彰を受賞、日本農業新聞でも、バリエーション部門の優秀賞を受賞しました。
今回、デザイン、広告の打ち方、営業活動のやり方と、業界で異例のことに挑戦しました。それが実現できたのは、十一房が我々の要望に応えてくれたおかげだと思っています。
十一房との展望
今まで通りイメージを共有し提案をいただきたいのはもちろん、時代の流れに沿って新たなことにも一緒に取り組んでいきたいです。
農業界では紙の需要は続くと思いますが、一方で高齢の農家さんもスマホを使う時代です。他の業界で先行して使われている技術でも農業界にとってはまだ新しく、開拓の余地があるはず。そんな何かを十一房には見つけてほしいですね。農業界というニッチな業界に確実に届けられる、紙に代わる手法をぜひ開発してほしいと思っています。
こんな会社に十一房をお勧めします
弊社のように、企画にこだわりたい、突き詰めて進めたいという方にお勧めします。「新しいものを作りたいけどどうしたらよいかわからない」と悩んでいる方には、親身になって提案をしてくれると思います。販促活動に力を入れたい方には特にお勧めです。
